PKを外すことができるの者は、PKを蹴る勇気のある者だけ | HardReggaeCafe@Ameblo.jp

PKを外すことができるの者は、PKを蹴る勇気のある者だけ

今年も半分終わってしまったので、なんか書こうと思います。

折角なので時事ネタですが、ワールドカップ真っ盛りですね。
巷では日本敗退の戦犯探しや日々の決勝トーナメントのレベルの高さを
堪能するコメントが飛び交って、こういうのもスポーツの醍醐味だなと
改めて感じます。

古い話で恐縮ですが、ロベルト・バッジョというイタリア人の選手をご存知でしょうか?
サッカー好き(でなくても)には有名なレジェンドですが、彼にまつわるあるエピソード
を紹介します。



94年のワールドカップ決勝でイタリアはブラジルと対戦するのですが、もつれにもつれて
最後はPK戦となります。2-3でイタリアが1本ビハインドの状態でイタリア最後のキッカーとして
バッジョに回ってきます。イタリア代表のエース10番を背負い、何本も
PKを成功させてきたホンモノの名手です。

彼は思い切り蹴りこむも大きく枠の外に外してしまいゲームセット。

国民はもとより誰もが落胆し、彼を非難する人もいたようです。
そう、彼のせいで優勝できなかったという恨み節です。

彼が残したとされる言葉があります。
「PKを外すことができるの者は、PKを蹴る勇気のある者だけだ」

実は大会前に彼は大きな怪我を負っており絶不調状態でした。
グループステージでもインパクトを残すプレーは出来ず、不安視されていましたが
決勝トーナメントに入って復調し、ナイジェリア、スペイン戦で起死回生の決勝ゴールを
あげて準決勝のブルガリア戦では前半に2ゴールを決める活躍をします。
彼のお陰でイタリアは決勝まで勝ち上がってきたわけです。

もちろん満身創痍で足は完全に悲鳴を上げている状態なのに延長線までフル出場。
もはや足にはボールをコントロールする力は残ってなかったでしょう。

そこで迎えた5人目の最終キッカーの役目は彼以外には不可だったに違いありません。


私もいろんなことをやるし、会社でも頼まれた仕事に上乗せして更にプラスの成果に
しようとしていろんな失敗もするのですがそのたびに彼の言葉を思い出します。
まあ、彼の置かれた立場と私ではまるっきり違うのでどうなんだっていうツッコミは
あるでしょう。が、前のめってやったことでコケてしまったらこのエピソードを
思い出して、あれに比べれば自分の失敗は大したこと無い、すぐに取り返したるって
気持ちに切り替えられます。

今日が仕事の区切りという方は多いでしょうが、うまく行っている人も
そうでない人もポジティブに切り替えて、また明日から頑張りましょう!