不恰好経営読んでみた | HardReggaeCafe@Ameblo.jp

不恰好経営読んでみた

最近話題の件の本。
不格好経営―チームDeNAの挑戦/日本経済新聞出版社

¥1,680
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読後の感想を一言で言うなら
「ほろ苦い味がする」
というところでしょうか。

コンサルから事業家に転身。ビッダーズの黎明期は会社に寝泊まりする泥臭い日々だったこと
を余すことなく告白してます。うまく言ったことを後付で解説するよりも、失敗の経験を
語るようにしているのは人柄が滲み出るようで素敵でした。

南場さんのブログ読んだことがある人はわかると思いますが、随筆のように淡々としながら
それでいてユーモアがあるのが特徴なんだけど、この本はそのまま載っている感じ。
ゴーストライター使ってないのかな(笑)?

システム詐欺にあってしまった話とかご主人がガンにかかってしまったくだりは
ちょっと胸につまされるとところもあるんだけど、後半は打って変わって南場さんの
考え方をユーモラスに書いてます。

実は結構前の話なんですが、当社の同業であるみんなのウエディングは最初の社長は
南場さんでした。分社して現在の飯尾さんに経営権を譲ったあたりの話も出ているのですが
南場さんが社長だったころウエディング業界の集いで当社の代表と顔合わせした
ことがあるそうです。その時に「一緒にガリバー(某Zさん)を倒しましょう!」と
威勢よく声かけられたことがあるそうです。

どんな仕事をしていても南場流というのが存在するんだな、って思います。

そんなわけでDeNAと南場さんの魅力が100%込められているこの本。
我々ベンチャーで働く人にとって得るところは非常に多かったです。